【感想】『仮面ライダーエグゼイド』見た目に騙されてはいけない「相当EXCITE」だった医療ドラマ

特撮・アニメ

2016年、仮面ライダーエグゼイドのデザインを初めて観た時、僕は正直にこう思った。

仮面ライダー終わったな、と。

ビー◯マンのような複眼、ゆるキャラみたいな2頭身フォーム、今までの仮面ライダーからかけ離れたデザインに、僕は苦手意識を持っていた。

西森圭人
西森圭人

当時は受験生だったので、そのストレスも重なって、ネガティブな感情しかなかったです

しかし、受験が終わって気まぐれに視聴してみると、すごく面白くて、ドハマリしてしまっていた。

その理由は、デザインは仮面ライダーらしくなくても、内容が平成仮面ライダーらしい要素が多かったからだと考える。

スポンサーリンク

過去の作品を受け継ぐ命のドラマ

『仮面ライダーエグゼイド』は「医療」と「ゲーム」をテーマにした作品である。

若きドクターたちが仮面ライダーに変身し、ゲームから生まれた「バグスター」と呼ばれる怪人と戦う姿が描かれた。

1つしかない命を守る「医療」と死んでも復活できる「ゲーム」、命への考え方が対照的なこの2つが、物語やキャラクターの設定に大きく活かされている。

仮面ライダーが怪人と戦うことをオペ・医療行為として表現されており、人間とウイルスによる生存をかけた戦いへと発展。

この命のやり取りは、敵陣営の仕組んだゲームのシリアスさ、さらに「健康でいられることのありがたさ」という普遍的なメッセージを引き出した。

ライダーたちの共同戦線を、ゲームなら協力プレイ、医療ならチーム医療として重ねたのが上手かった!

西森圭人
西森圭人

ライダーたちの共同戦線を、ゲームなら協力プレイ、医療ならチーム医療として重ねたのが上手かった!

また、『エグゼイド』には過去の平成ライダーの要素が受け継がれている。

綿密な伏線回収、最初は対立していたが後に団結するライダー同士の関係性、それに伴う対立軸の変化、特定の人物のネタキャラ化など。

特に後半から増えていくかつての敵同士による同時変身は、過去の作品に勝るとも劣らない盛り上がりを感じた。

印象を180度変えた2頭身ライダー

僕に「仮面ライダー終わったな」と言わしめたのはエグゼイド レベル1(ワン)だが、僕のエグゼイド愛が深まるきっかけになったのもレベル1である。

仮面ライダーエグゼイド アクションゲーマー レベル1 | 仮面ライダー図鑑 | 東映
平成仮面ライダーシリーズに関連する映像作品に登場した仮面ライダー、変身フォーム、怪人、アイテムを解説、紹介しています。

『エグゼイド』のライダーはレベルアップして強くなり姿を変化させる。

つまり、レベルが低いフォームはパワーインフレについてこれなくなるのだ。

当然レベル1は出番がなくなってしまい、僕は「2頭身を出したのに所詮客寄せパンダでしかなかったのか?」と残念に感じていた。

しかし、レベル1は最終回直前でまさかの再登場を果たすことになる。

序盤の伏線回収、レベル1でしかできない役目を背負い、ラスボスクラスを相手に大活躍したのだ。

この回の主人公・宝生永夢(えむ)の変身がカッコよくて痺れました。1話と見違えるほどのキレの良さ!

西森圭人
西森圭人

この回の主人公・宝生永夢(えむ)の変身がカッコよくて痺れました。1話と見違えるほどのキレの良さ!

こんなのを見せられてしまっては、評価を180度変えるしかないじゃないか!

とにかく『エグゼイド』は過去のアイテムを粗末にしないのが良かった。

例えば、同じくパワーインフレについてこれなくなったマイティブラザーズも、後半で永夢の秘密に関わる重要なアイテムとして活躍している。

おもちゃ販促番組のお手本だと舌を巻いた。

最後に

『エグゼイド』ほど食わず嫌いで観ないのはもったいない作品は無いだろうと思った。

仮面ライダーらしくない見た目だが、内容では平成ライダーの要素をこれでもかというほど凝縮し、上手に楽しませてくれる。

西森圭人
西森圭人

「医療はこれからも進化し続ける」ことを「ヒーローはこれからも戦い続ける」ことに重ねたラストも上手!

まだ観てない人は、ぜひ見た目の印象を覆すパワーを堪能してほしい。

(文・西森圭人)

コメント

タイトルとURLをコピーしました