今回は1クールで観れるSFアニメおすすめ3選を紹介します。
もちろん僕の好みも入ってますが、「星雲賞・メディア部門」を受賞した、つまり客観的に優れていると評価された作品をチョイスしています。
ぜひ参考にしてください。
星雲賞とは?

星雲賞とは、優秀なSF作品に贈られる投票型の賞で、日本のSFアワードの中で最も古い歴史を持ちます。
「日本長編部門」「日本短編部門」「海外長編部門」「海外短編部門」「メディア部門(旧名:映画演劇部門)」「コミック部門」「アート部門」「ノンフィクション部門」「自由部門」の9つが存在し、毎年開催されます。
過去には、
「日本長編部門(小説)」
→『日本沈没』、『銀河英雄伝説』、『図書館戦争』など
「メディア部門(アニメ特撮)」
→『宇宙戦艦ヤマト』、『ガメラ2 レギオン襲来』、『ウルトラマンティガ』、『サマーウォーズ』など
「コミック部門」
→『うる星やつら』、『20世紀少年』&『21世紀少年』、『鋼の錬金術師』など
といった有名作品が受賞しました。
次からはおすすめ作品を3つ紹介します。
① 『魔法少女まどか☆マギカ』(2011年放送)

アニメに詳しくない人でもおそらくタイトルぐらいは聞いたことあるであろう作品。全12話。
どんな願いでも1つだけ叶えた代償に「魔法少女」として戦うことになった女の子達が、過酷な運命に翻弄されていきます。
魔法少女のテンプレを根底から覆すほどのダークな作品で、可愛らしい絵柄とのギャップが凄まじいです。
主人公なのに魔法少女にはならず、傍観者として物語に関わる鹿目まどかの心情の変化を中心に、各魔法少女たちの個性が光ります。

脚本・虚淵玄氏が書いた「どこか考えさせられる台詞」にも注目してみましょう
② 『SSSS.GRIDMAN』(2018年放送)
ウルトラマンでお馴染み円谷プロダクション製作の特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』(1993)を原作としたアニメ。全12話。
記憶喪失の少年・響裕太が、古いパソコンに映る超人グリッドマンと融合し、襲い来る怪獣たちと戦います。
実写特撮をオマージュした巨大怪獣との戦い、それに対して、喧騒をBGM代わりにした日常パートの演出。このアニメでは「日常と非日常のギャップ」が描かれています。

つまり「特撮を楽しむアニメ」ですね
また、謎の少女・新条アカネを軸に、裕太が暮らす世界の謎に迫るのもポイントです。
③『彼方のアストラ』(2019年放送)
週刊少年ジャンプで連載された漫画が原作で、作者は『SKET DANCE』の篠原健太先生。全12話(第1話と最終話は1時間枠)。
惑星キャンプに来た学生グループは、謎の球体に吸い込まれ、宇宙空間に放り出されてしまいます。偶然無人の宇宙船を見つけた彼らは、故郷に帰るために星々を巡る冒険に出ます。

簡単に言えば『宇宙版・十五少年漂流記』
何気ない日常風景や会話に隠された伏線回収が秀逸です。なぜ彼らは宇宙で遭難したのか、無人の宇宙船の正体など、謎が徐々に明かされていきます。
『SKET DANCE』でもあった篠原先生特有のギャグ・ツッコミ描写も健在です。
マンガ大賞2019を受賞した原作もぜひ読んでください!
最後に
今回紹介した3つの作品は、
・1クールですぐ観れる
・賞を取るなど、客観的に評価されてる
ので、自信を持ってオススメします。
良かったらご覧ください!
(文・西森圭人)
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